都市部の住宅街は細分化が進み、新たに家が建つと庭はなくなり、緑は極端に減っています。
それでも、大抵は玄関先などに1本は植えられ、住み始めるとプランターなどで植物を育てる。
ここまできたら、なくても良いのかと思いきや、必ず植わっている。
暮らしの中で植物は必要な物と感じているのは、昔から豊かな自然とともに生活してきた日本人の中に潜在的にある感性なのでしょう。

でも、ほんの少しのスペースでもやり方次第で四季を感じる豊かな空間になります。

防犯の面から見ても、良い景観をもつ家であれば、通る人の目が、塀で囲う事よりも安全な手段になることもあると思っています。外の人とダイレクトに目を合わさない程度の目隠しは植物で十分満たせますし、本当に必要であれば、建物側からでいくらでも調節できます。入らせないための圧倒的な威圧感よりも、頼れる地域の目を育てるのもこんな時代に必要ではないかな、とも感じています。

通る人の優しい目が集まる住宅が増えれば、街としての魅力は上がり、住む人々の心も豊かになるはずです。
残念な事に他人に迷惑をかけないように、と住宅街の大きな樹木がどんどん伐採されていますが、花や紅葉の季節などは見て楽しみ、夏場は木陰として気持ちよく利用している事もあるものです。自分の家がすてきな緑の空間を持っていたら、大きな樹木があることの恩恵も感じるし、大きな木を持つ家への心遣いも芽生えて、ちょっと落葉掃除を手伝ったり。そんな事が、また新たなコミュニティを生んで、楽しい暮らしが広がるかもしれません。

和風、洋風などテイストに執着しませんが、直感的に四季を通じて楽しみやすい、雑木を使った緑の空間の提案を多くしています。樹木の力は最大限に利用しながらも、魅力的なmonoへのアンテナをはっていきますので、
ベストな材料や施工方法で、一つだけの空間を作ります。

 

ミンナデタノシメルニワ

コドモトトモニオオキクナル

カゾクミンナデイッタリキタリ

サクラナミキニツナガレ

ムカシノオモイデトトモニ

チイサクテモタノシミタクサン

ココチヨイヤマノナカ

クサバナイッパイノニワ

イロンナシゴト